どうか 末永くお幸せに
2010年1月31日 映画 コメント (2)おおっと。次の映画鑑賞は11日だな。
久しぶりに映画を見ない週末になるのだ。
スゲー久しぶりだ(笑)
◇ラブリーボーン
最近、翻訳で戸田奈津子さんのお名前を見ないな~と思っていたら、久しぶりになっちゃん(笑)の翻訳だった『ラブリーボーン』。
良かった、辞められた訳ではないのね。
しかしよく考えたらば、近頃は吹き替え版を観てしまうことも多いからそのせいだったかも?
===
スーザン・サーモンは14歳で殺された。
犯人はサーモン家の近くに住む男。しかしトウモロコシ畑の地下で殺されたスーザンは遺体すら見つからず、捜査は難航していた。
一方、殺されたスーザンは天国の一歩手前の世界に辿り着く。そこで知り合ったホーリーと名乗る少女に、ここからさらに進めば天国に辿り着き、そこでは全てを忘れて楽しく暮らせるのだと教えられる。一緒に行こうと誘われるスーザンだったが、たくさんの心残りを抱えた彼女はそれを拒み、そこから生きている家族達を見つめ続ける。
スーザンを失った悲しみから、サーモン家も人々の絆も壊れようとしていた。しかし見つめることしかできないスーザンにはどうすることも出来ないのだった。
===
始まった時から主人公のスージーは死んでいて、彼女の回想みたいな語りで始まるんだけど。
映画の中では殺人のシーンとかは一切出てこない。いわゆる寸止めでしか見せない。
そもそもあんまり暴力シーンも少なかったりする。
お父さんがぼこぼこにされるシーンくらいだったか。
暴力シーンは無いんだけど、スージーが最後に「やりたいこと」をしに来たシーンって、考えようによってはもの凄く残酷なシーンだなぁと。
叶えることが出来なかった初めてのデート、彼との初めてのキス。
しかしスージーがささやかな夢を叶えている横では、犯人が家から持ち出した金庫を転がして、それを陥没で出来た穴の中へ。
金庫は穴の底に溜まった泥水の中に沈んでいき、やがて穴は埋め立てられる。
もうあの金庫が地上に現れることはないんだろうなあ。
確かにアレから24ヶ月以上が経っている訳だから、それはもう凄惨なことになっているんだろうけど。
しかしスージーは、ついにおうちに帰り着くことは出来ないのかと思うと。
彼女の悲鳴も悲しみも、最後まで土の中なのか。
しかもそれすらも、誰にも届かないわけで。
確かに、それが発見されたからと言ってスージーが生き返る訳でもないけれど、なんというか「そんな~(涙)」というラストだったなぁ。
わりとファンタジックな感じで進む映画なんだけど、最後が異様に現実的で凹んだ。
いや、凹んだ、と言うのとも違うんだ。
ラストはスージー含め、彼女を取り巻く人々皆が前を向いて終わるので、希望ある終わり方とも言えるんだけど。
なんだろう、この感じ。
自分だったら、理解は出来ても納得出来ないだろうな~って感じかなあ。
なんというかもにょもにょするよ。
ところで。
何かで聞いただけだから間違っているかも知れないけれど、西洋の宗教には「転生」っていう概念がないっていう話しを思い出した。
確かに今回も、天国へ行って幸せに暮らす、としか言ってなかったかも。
日本で作られた映画だったら、、新しい人生を始めるってところで終わりそうだよね。
そのへん文化の違いなのかな~。
~総評~
アメリカでの興行収入はイマイチだったらしいけど、私は好きだったなー。多分日本でもイマイチだろうけど、いい映画だと思うけどなー。取り敢えずスーザン役の女の子が可愛かったね!毛糸の帽子(手編み、鈴付き)、青いジャンパー、黄色のズボンという豪快な洋服も見事に着こなしていたよ。スゴイぜ。ついでにいうと、ハーヴェイの最期ってちょっと蛇足じゃなかった?なんかあれじゃあ殺された女の子達の怨みで死に至ったみたいな感じだったけど。でもそれじゃあ「彼に負けた」ことになるんじゃないのかなぁと・・・。
久しぶりに映画を見ない週末になるのだ。
スゲー久しぶりだ(笑)
◇ラブリーボーン
最近、翻訳で戸田奈津子さんのお名前を見ないな~と思っていたら、久しぶりになっちゃん(笑)の翻訳だった『ラブリーボーン』。
良かった、辞められた訳ではないのね。
しかしよく考えたらば、近頃は吹き替え版を観てしまうことも多いからそのせいだったかも?
===
スーザン・サーモンは14歳で殺された。
犯人はサーモン家の近くに住む男。しかしトウモロコシ畑の地下で殺されたスーザンは遺体すら見つからず、捜査は難航していた。
一方、殺されたスーザンは天国の一歩手前の世界に辿り着く。そこで知り合ったホーリーと名乗る少女に、ここからさらに進めば天国に辿り着き、そこでは全てを忘れて楽しく暮らせるのだと教えられる。一緒に行こうと誘われるスーザンだったが、たくさんの心残りを抱えた彼女はそれを拒み、そこから生きている家族達を見つめ続ける。
スーザンを失った悲しみから、サーモン家も人々の絆も壊れようとしていた。しかし見つめることしかできないスーザンにはどうすることも出来ないのだった。
===
始まった時から主人公のスージーは死んでいて、彼女の回想みたいな語りで始まるんだけど。
映画の中では殺人のシーンとかは一切出てこない。いわゆる寸止めでしか見せない。
そもそもあんまり暴力シーンも少なかったりする。
お父さんがぼこぼこにされるシーンくらいだったか。
暴力シーンは無いんだけど、スージーが最後に「やりたいこと」をしに来たシーンって、考えようによってはもの凄く残酷なシーンだなぁと。
叶えることが出来なかった初めてのデート、彼との初めてのキス。
しかしスージーがささやかな夢を叶えている横では、犯人が家から持ち出した金庫を転がして、それを陥没で出来た穴の中へ。
金庫は穴の底に溜まった泥水の中に沈んでいき、やがて穴は埋め立てられる。
もうあの金庫が地上に現れることはないんだろうなあ。
確かにアレから24ヶ月以上が経っている訳だから、それはもう凄惨なことになっているんだろうけど。
しかしスージーは、ついにおうちに帰り着くことは出来ないのかと思うと。
彼女の悲鳴も悲しみも、最後まで土の中なのか。
しかもそれすらも、誰にも届かないわけで。
確かに、それが発見されたからと言ってスージーが生き返る訳でもないけれど、なんというか「そんな~(涙)」というラストだったなぁ。
わりとファンタジックな感じで進む映画なんだけど、最後が異様に現実的で凹んだ。
いや、凹んだ、と言うのとも違うんだ。
ラストはスージー含め、彼女を取り巻く人々皆が前を向いて終わるので、希望ある終わり方とも言えるんだけど。
なんだろう、この感じ。
自分だったら、理解は出来ても納得出来ないだろうな~って感じかなあ。
なんというかもにょもにょするよ。
ところで。
何かで聞いただけだから間違っているかも知れないけれど、西洋の宗教には「転生」っていう概念がないっていう話しを思い出した。
確かに今回も、天国へ行って幸せに暮らす、としか言ってなかったかも。
日本で作られた映画だったら、、新しい人生を始めるってところで終わりそうだよね。
そのへん文化の違いなのかな~。
~総評~
アメリカでの興行収入はイマイチだったらしいけど、私は好きだったなー。多分日本でもイマイチだろうけど、いい映画だと思うけどなー。取り敢えずスーザン役の女の子が可愛かったね!毛糸の帽子(手編み、鈴付き)、青いジャンパー、黄色のズボンという豪快な洋服も見事に着こなしていたよ。スゴイぜ。ついでにいうと、ハーヴェイの最期ってちょっと蛇足じゃなかった?なんかあれじゃあ殺された女の子達の怨みで死に至ったみたいな感じだったけど。でもそれじゃあ「彼に負けた」ことになるんじゃないのかなぁと・・・。
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