そんなに数多く読んでいる訳じゃないけれど、読んだ神林作品の中で一番切なかったな『永久帰還装置』。「すべてのものは、帰っていくべきよ」というケイ・ミンの言葉が印象的。「べき」で語られたことが実現しても、必ずしも幸せになれないというカンジ。不幸でもないんだろうけど。うう〜む、切ない。

◇隠し砦の三悪人−THE LAST PRINCESS−
なにげに豪華出演陣で吃驚した『隠し砦の三悪人−THE LAST PRINCESS−』。
そうか。結構超大作だったのか(?)。

取りあえず’三悪人’って誰だったんだろう?なんて根本的な疑問を持ってみる。
まあ普通に考えれば六郎田、武蔵、新八の三人なんだろうけど、そんなに’悪人’って程じゃなかったような。
非常に小者くさかったし。
新八なんて扱いすら悪かったし(ポスターでの写真の小ささは酷いと思う)。
相応の活躍も無かったし。
というわけで、今回の三悪人は(かなり譲歩して)六郎田、武蔵、鷹山様、の三人でしょう。
映画としては成立しなくなるけど。

眉毛が無くてもあんまり違和感のない椎名桔平は凄いな。
ダース・ベイダー風鷹山様。
面貌を付けている時にスコースコーという効果音がないのに違和感を感じたぞ。
こうしてみると、ほんとに『スター・ウォーズ』って和風に毒されていたんだなあ。
と、時代劇を観て感じてみたり。
ベイダー卿のヘルメットとか、シルエットがまんま兜だったもんなー。
いや、海外にああいう甲冑があったのかどうか知りませんけど。

一番面白かったのが殺陣の演出かなぁ。
刀を使ったチャンバラなのに、効果音が「カキーン」じゃなくて「ボボボ」っていう音なのね。
まるでカンフー映画のようだった。
ビミョーに違和感を感じたのは許して欲しい。
まあ、あれはあれで面白かったけど。

〜総評〜
時代劇としてはフツーの面白さだったと思うけど、この映画を観て初めて長沢まさみ嬢をかわいいと思った。お姫様姿じゃ無くって、男装(?)してるときね。しかもポニーテールの時。あれ可愛かったなあ!

 
 

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