鳥姫伝
ISBN:4150203083 文庫 著:バリー・ヒューガート 訳:和爾 桃子
早川書房 ¥777(古本屋で105-)
唐代中国の静かな村庫福で、子どもたちが謎の病に倒れた。純朴な村の少年十牛は、助けを求めて北京へ赴き、老賢者李高と出会う。玉にきずある性格ながら、抜群の頭脳を持つ彼の診断では、治療法はたったひとつ、幻の薬草しかない。大力参と呼ばれるその薬草を捜し、李高と十牛は旅に出る。中国全土を巡り、数々の魔物と闘ううちに耳にした手がかりは、鳥姫の不思議な伝説だった―奇想天外かつ幻想的な中国ファンタジイ。

元・アメリカ空軍の軍人さんによる、中国(っぽい国)のファンタジー小説。
あれだ。日本人における「オセアニアってどのへんからどのへん?」とか、「中東ってどのあたりなのよ?」といった感じの微妙さの、アメリカ人バージョンというか。
何がどうとは言い辛いけど、そんなかんじかな。
でもなかなか面白かったので、まあよかろ。

しかし、言い回しとかは結構中国モノっぽかったけど(←M田の独断と偏見による)。
これは作者さんの力量なのか訳者さんの力量なのか。
そこら辺区別できないんだけどどーなんだろう。

このシリーズ、三冊で完結しているらしいのだけど、多分、質屋の方(ファン)さんとうじ虫馬(マー)さんは最後までこんな役どころで出てくるんだろうな(笑)
ある意味、一番役に立っていた二人組なんだけど、あんまりにも報われないと言うか。
まあ典型的な駄目人間なので同情もして貰えないんだけど。
最後には多少待遇が改善されるといいのにね、と思った次第でありました。
 
 

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