トリニティ・ブラッド―フロム・ジ・エンパイア
ISBN:4044184046 文庫 吉田 直
角川書店 ¥540(古本屋で210-)
大災厄で文明が滅んだ遠未来。異種知性体・吸血鬼と人類の闘争が続く暗黒の時代―巡回神父アベルの新たな任務は、真人類帝国から逃亡中の重犯罪者を女吸血鬼アストのサポートをして追うことだった。だが、事件の背後には秘密結社ローゼンクロイツの謀略が!恐るべき陰謀を阻止するため、アベルは海の都を駆ける!大反響のノイエ・バロックオペラ『トリ・ブラ』R.A.M.(レイジ・アゲインスト・ザ・ムーンズ)バージョンついに登場!―汝、目をそらすことなかれ。

前回読んだ『トリニティ・ブラッド R.O.M』の続きを買うつもりで古本屋に行ったのだが、置いてなかった。
仕方がないので『R.O.M』とは違うシリーズながら1巻があったのでこっちを買ってみた。
どっちから読んでも分かるって書いてあったし。まあいいだろ。

二つのシリーズは「時間軸が違うだけで、同じ登場人物が同じ舞台で登場する」という関係にあるらしい。
なので『スレイヤーズ!』と『スレイヤーズ!SP』みたいな関係なのかと思っていたら、ちょっと違う感じ。
作者さんが言う様に、どっちも’本編’っぽい。
やっぱりこれは、片方のシリーズを読み終わってから次のシリーズを読んだ方が良かったかも。
別に話が分からない訳ではないけれど、登場人物が(ほぼ)同じなうえに話しが長そうだから、同時に読むと二つの話しが混ざりそう。
この人はこっちには出てなかったんだっけ?とか言い出しそうだ。
でもこれ、あとがきを読む限りでは両シリーズ同時に刊行されていたような感じに思える(本当かどうかは知らんけど)。
最初からのファンの人は、私みたいに読み進んでいったということか?
ふーむ。それはそれでいいってことか……。

1巻を読んだ時点では、あたしゃこっちのシリーズの方が好きだなあ。
何が良かったって、アベル神父だけでなく’ガンスリンガー’とか’ソードダンサー’とか、他の特務機関のメンバーに焦点があたっているとこ。
脇役万歳!(笑)
『ザ・スニーカー』に連載されていたというだけあって、一話が短いのもさらりと読めて良かったし。
それだけにこっちの方が’外伝’的な感じがしなくもなかったけれど。
しかし両方ともまだ話しが始まっていないような気がしなくもないので、なんとも言い難いけれど……。

時間軸的にはこっちが前の話しで、前回のが後に起こった話らしい(ややこしい)ので出来ればその通りに読んでいきたい。
のだけれど、どっちの2巻も古本屋に置いていないんだよねぇ〜。
探しに行かなきゃならない本ばっかり増えちゃってねえ。
 
 

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