くちづけでは長く、愛には短すぎて―されど罪人は竜と踊る〈4〉
ISBN:4044289042 文庫 浅井 ラボ
角川書店 2003/12 ¥620
竜の顎から少女を救い出した俺達は、柄にもないことに彼女の故郷を探す旅に出た。俺、ガユスと相棒のギギナ、少女アナピヤと猫。かつて俺が味わったことのない幸せな気分で始まった、3人と1匹の旅は…どうしてか兇悪卑劣な咒式士5人組に追われ、やっぱりと思うまもなく、加速度的に事態は悪化してゆく。これは前途多難というより、すでに脱出不可能な大事件なのでは!?シリーズ第4弾は、恋のロードムービーのはずなのに。

あ〜、言っちゃうぞ言っちゃうゾ!

ガユス、ウザィ〜〜!(怒)

ごめんね、ガユス好きのおねぇちゃん方。
アタシも結構ガユス派なんだよ。
だけどね。
結局のところ口先男なのに(酷)、ちょっと真実っぽいことを言われると黙り込んじゃうガユスの根性のなさが嫌いなの。
口先だけの駄目人間だと自覚しているんなら、せめて口先だけでは負けないくらいの心意気が欲しいよ。
ついでに言うと、心の余裕のなさもイヤだよなあ。

そういう目で見るせいか、なんかこー、ガユスがアナピアの事を「だれにでも好かれる人間というのは存在するんだよな……うんぬん」ということを語っていても、なんだか「コイツ、うらやましいのか?妬んでるのか??」としか思えないのはワタシが歪んでいるせいでしょうか。
おかげで、アナピアの聖女っぽさというか、そういう感じが全然伝わってこなかったんですけど。
ガユスが勝手に思っているだけで、至って普通の女の子のような気がするんだけど……?

ちなみに、余裕のなさと言う意味では結構ギギナもウザイと思う……。(ご、ごめん)

えっーっと、えっーっと。
6人目がロイナンテに居た人で、依頼人がニルギンさんなのかしら?
あら、そうすると、一番最後のシーンが意味不明?
じゃあ、どういう事なのかな〜。
と言うわけで、下巻も楽しみです。

正直、今までの3冊と比べると比べものにならないくらいに読みやすくなってて、本当にありがたい……。
やっぱり、短編の書くのって凄い修行になるんだね。
とか思ったりして。   
 
 

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