灰よ、竜に告げよ―されど罪人は竜と踊る〈2〉
ISBN:4044289026 文庫 浅井 ラボ
角川書店 2003/05 ¥680
俺達の弱小事務所に回ってくるはずもない仕事だった。郡警の要請で、異界から出現する“禍つ式”を駆逐する仕事と、企業誘拐をめぐる巨額身代金の引き渡し。だが、偶然と思われていた二つの事件は、いつしか市全体を揺るがす災厄のゲームに変わる―超絶に非常識な相棒のせいで、ろくな人生を送れないとは分かっていたが、どうしてこうも最悪の敵に遭遇するのか、誰か教えてほしい。ダメ咒式士二人組が放つ、テクノマジック第2弾。

 む。なんだか違うかも知れない。
いや前巻のレビューで、琴線に引っかかったのは「相棒」という言葉、とか書いたんだけど。この二人の場合、まだ相棒という所まで行っていないような気がしなくもない。なんとなく。「相棒」という言葉に浪漫を感じるM太的には、もうすこしガユスがしっかりしてから「相棒」と言いたい気がするのだった。

 おお、『龍』と『竜』には明確な区分があったのか!どうしてタイトルでは『竜』を使っているのに『龍理使い』という言葉では『龍』という漢字を使っているのか、不思議だったんだよな。ちょっと納得。
前回出てきたニドヴォルグなんかは『竜』なのね。このにょろっとした感じの文字のほう。ちなみに『龍』の方は、シンガポールにいる水を吐いているシンボルマーク、なんだっけ?マーライオン??っぽいような気がする。……気のせいですか……。
 でも『龍』というのは「超長命な竜(=強大な力と知性を持つ生物)」を表す文字なのに、どうして咒式士を蔑む為に使われる言葉にこっちの文字が使われるんだろう。もすこし『龍』に対して、畏怖と敬意があってもよかろうと思うのだけれど。
そういう世界でもないのかな〜。
 
 

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