火の山 グイン・サーガ(102)
ISBN:4150307997 文庫 栗本 薫
早川書房 2005/06/09 ¥567
グインは、スカールが率いる騎馬軍とともにユラ山地を目指すが、ゴーラ軍の追撃を受けて戦闘となってしまう。グインは、執拗に襲いかかかるイシュトヴァーンの体を、ついにその剣で刺しつらぬいた!朱に染まって倒れるイシュトヴァーンの姿に、ゴーラ軍は撤退を余儀なくされる。自分たちの出逢いが引き起こすやもしれぬ何かをしらぬまま、北へ向かうグインとスカールをおうように、炎は山肌を燃えあがらせて迫りつつあった。

 一冊まるっと山火事の話し。
 そして暗黒魔導士・グラチウスの企みなんぞ、豹頭王・グインがすっかりお見通しだぁ!
 と言う訳で、グラチウスの企みは今回もあえなく失敗。
 魔導士も制約が多いみたいだから、なかなか難しいよねえ。
 
 一方のイシュトヴァーンも、死にかかった事で大人の階段を登ってしまった模様。
 意外にこの人も立派な王様になっちゃいそうだ。
 どうやら今度は国政に力を注ぐみたいだから、また当分出てこなくなるのだろうか?

 宇宙からの帰還後のお話はここで一段落らしい。
 あれ、「会」はどうなったの?
 今にも南の鷹はモスの御許に召されてしまいそうなのに、さらに何かが起こるのだろうか?
 スカールもナリスと一緒で、やるべきことをやったらさくっと殺されてしまいそうだなあ。
どちらにしても、死相がでてるけどな。

 で、次は?
 話しが一区切りと言っても何が片づいた訳でもないんだよな。
 早いところグインの記憶を何とかして貰いたいなあー。
 
 

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