グインサーガ 100 豹頭王の試練
ISBN:415030789X 文庫 栗本 薫
早川書房 2005/04/08 ¥567
モンゴール反乱軍の処遇をめぐって、虜囚となったグインと討伐群の長であるイシュトヴァーンの確執は、さらに深まってゆく。そしてそれは、暗黒のルードの森に恐るべき事態を招くことになる!?
相克の豪華を燃えあがらせて対峙する、二人の覇王の行く末に待つものは? そして26年にわたって書き綴られてきた大いなる物語が指し示すものは?世界最大最高のファンタジイ・サーが、空前絶後の第100巻、いまここに達成!

 ついに100巻到達。とりあえずは
 栗本センセ、おめでとーございま〜す

 26年で100巻だそうで。1年当たり3.8巻のペースだったらしい。すげえ。そうだよな、一時期「月刊グイン・サーガ」だったこともあったもんなあ。
 それでも『グイン・サーガ』以外のシリーズも書いていたし。年何冊出しているんだろうとか思ったもんだ。
 ちなみに執筆開始当初の目標では「25年で100巻完結」だったらしい。「25年」「100巻」はともかく、「完結」っていうのは全く嘘だったけど。まあ許されるんじゃないでしょうか?(笑)
 ワタシが『グイン・サーガ』を読み始めたのが高校生の頃だったかな。最初、既刊分は図書館で借りて読んでたんだよね。そうそう、それで確か30巻前後から新刊購入を始めた記憶があるから、読み始め高校生で間違えないと思う(遠回しな言い方だ/笑)。そうだよなあ。あの頃はまだ挿絵が天野さんじゃなくて加藤さんだったんだもんなあ。
 なんか新刊のレビューで毎巻毎巻文句を付けているような気がするけど(笑)、それでも未だに読み続けていたりするし。一時期読んでない時もあったけど、なんだかんだで長いつきあいになっているな。
 栗本センセ、あと100巻もあれば今度こそ本当に完結しますカ?あと26年読み続けたら結末を教えて貰えますカ?それならワタシ、頑張ります。あとがきにあった「もうこれは完結させるしかないでしょう!」というセンセのお言葉を信じますよ。
 しかしそんなんなったら、「完結へのカウントダウン」とかしている頃には、ワタシの「定年へのカウントダウン」も始まっている様な気がするな……。

 で、第100巻。
 なんでそこで出てくるのはマリウスなのか?!という気もするが。意外や意外。
 しかしこういう時に役に立っておかないとね。タダでさえ登場人物多いから忘れられちゃうからね。
 今回のラストで出てきた人も、ワタシ半分くらい忘れていたしね……(笑)

 ノスフェラスを歩き回っている時より、ルードの森で遭遇する生物の方が気持ち悪い。
 グールはともかくとして(なんか人間味が出て来ちゃったし/苦笑)、ルードの森の死霊が。あの死霊の手首を握った時の「ずるっ」っていう感じが果てしなく気持ち悪い。グインがビビるくらいだから相当気持ち悪い。嗚呼、気持ち悪い。
 大体死霊のくせに日が昇っても活動的だなんて生意気だぞ!
 っていうか、早いところ中原に戻ろうよ、陛下……。

 それにしても、今回もイェライシャ良いことを言うなあ。果たしてイェライシャの預言は、のちに生かされてくるのかなあ……。
 
 

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