黒獅子の名にかけて−−−

両手をひろげて!―新・風の歌 星の道〈5〉
ISBN:4044138249 文庫 冴木 忍
角川書店 2001/04 ￥480(古本屋で￥168)

「今度は、どこに行ったのですか!?」黒獅子ディスクリートは、またもや義務の旅に出発したセラを連れ戻すために、その後を追う。先を急ぐ彼だったが、立ち寄った村で魔物退治を依頼される。村人の願いに負け、退治に向かったディスクリートの前に現れた魔物は、人の身体に獣の頭(しかもガイコツ!)という奇妙な姿だった。どうやらこの魔物、セラたちの行き先を知っているようなのだが…。セラフィン&ディスクリート最後の大冒険。

シリーズ完結。
5冊で三つの冒険。
それぞれの冒険にあんまり関連もないし。
それなら、5冊で1シリーズににする必要も無かったのでは？
とも思ったのだが。

そうか。もしかしてこの「星道」シリーズって、ディスクリートが姉離れして姪離れして、血の繋がらない人に目を向ける様になるまでのお話しだったのか？（笑）
それだったら、ここまで引っ張った意味があるかも。うん。

今まで読んだ冴木さんのシリーズの中では、一番幸せなエンディングかも（笑）
「義務」も果たして、お友達も一杯増えて。
なんか吃驚なくらい丸く収まってる。
あとはソードが苦労するだけだから、多分幸せなんでしょう。
あ〜、良かった良かった！