延長戦に入りました
ISBN:4344403673 文庫 奥田 英朗
幻冬舎 2003/06 ¥520
ボブスレーの二番目の選手は何をしているのかと物議を醸し、ボクシングではリングサイドで熱くなる客を注視。さらに、がに股を余儀なくされる女子スケート選手の心の葛藤を慮る、デリケートかつ不条理なスポーツ無責任観戦!読んで・笑って・観戦して、三倍楽しい猛毒エッセイ三十四篇。

 
本日は東急東横線に乗りまくっていたので、読書の進むこと〜。
まあ読みやすいエッセイだったっていうのもあるんだけれど、もうちょっと引っ張りたかった・・。

スポーツのエッセイというより「スポーツ四方山話」という方が正しい様な気がする。
作者の妙な視点でみるスポーツ話しが楽しい。
んだけれど。
結構自分と同じ所を観ていたりするからちょっとだけイヤだったり(笑)
取り敢えず格闘技を観る時はリングサイドから見るし。
球場とかに行くと、選手よりむしろ客の方が愛おしかったりするし。
ううー、あんまり奥田さんにはシンパシーを感じたくないんだよね。
だって生きていくのが辛そうなんだもん<酷
そもそもアタシ、そんなに変わり者じゃないし!!
<占いで必ず「一匹狼」とか「我が道を行く性格」という単語が出てくるから、結構気にしているらしい

「人の見ていないところばっかりみてるから、手品の5割は看破する」らしい奥田さん。
「何に対しても100%熱狂する事がない。楽しんではいるけれど、90%ぐらい熱狂して、残りの部分は冷めている」んだそうだ。
あ〜、でも結構分かるソレ。
たぶんアタシの熱中度は97%くらいなのかも<中途半端

そんなにエッセイって読む方じゃないんだけど(なんだかエッセイって、買うのが勿体ない様な気がしてならない)、基本的に作者の体験談みたいなのが一番面白いような気がする。
そんな訳で一番好きだったのがハンドボールの話しだった。
そうそう、うちの方でもハンドボール部って区だか市だかで3校しかなくて、出場すれば取り敢えず入賞は出来るっていう話しだったなあ(笑)
ノルディック・複合の「2種類だけじゃ物足りない!」という主張もなんとなく納得した<してはイカン
でもボブスレーの2番手選手が何をしているのかが結局分からずに終わったのは残念だったなあ。
 
 
結構笑えるので、電車で読むのは微妙にオススメ出来ない本。
でも正直なところ、エッセイだったら原田宗典の方が笑えたかな〜。
 
 

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