陰陽師(おんみょうじ)
ISBN:4167528010 文庫 夢枕 獏
文芸春秋 1991/02 ¥540(古本屋で¥210)
 
平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。


そういえば夢枕バッキーの小説って読んだ事がないかも。
と言う訳で『陰陽師』。
読み終わったら映画も観てみようかなと思いつつ購入。
たまたま古本屋で目にとまったから選んだだけなんだけど・・。

絶対にバッキーの作品はエログロだと思っていた。
読んだ事がないにも関わらずそう思っていた。
読んだ後の感想としては「微エロ」くらいか?
まあ『陰陽師』にだけ関して言えば、だけど<まだ疑っている
あれか?このシリーズのターゲット層が実は以外に若くて、表現抑え気味とか??
 
 
とっても読みやすかった。
非常に場面が分かり易い。
ちゃんと読まずに字面を追っていきがちなワタクシ(読め!)は、うっかりすると何がなんだか分からなくなったりするのだけれど、この作品ではそれはなかった。
うん、ありがたい。

何がこんなに分かり易いのだろうかと考えてみたのだが、どうもバッキーの文章って主語がはっきりしているからのような気がする。
「誰々が、何々した」
という文でもちゃんと「誰々が」を付けてくれるから分かり易いのかなあと。
あとは
「何々したのは、誰々だった」
っていう書き方が少ないせいかなと。
いや、ちゃんと考えての発言ではないから、ホントかどうかは知らないよ。

 
思ってた以上に面白かったから、続きも購入。
映画はそのうちね・・。
 
 

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