舟底をガリガリかじる春のサメ
2004年8月2日 読書
新選組の哲学
ISBN:4122013518 文庫 福田 定良
中央公論社 1986/08 ¥399
よく新選組の夢を見る、という新選組マニアの「老人」の話しを聞きながら、「私」と「老人」が新選組について語っていく。
という感じで書かれているお話し。
昭和49年に発行されて既に絶版になっているのだが、結構面白いという話しだったので是非読んでみたかった本。
ご近所の図書館に無くって、わざわざ取り寄せて貰った。
ありがとう、予約システム。
さて。
基本的に「老人が見た夢」なので、話自体はたわいもない。
非常にほのぼのとした話しが多くて、「新選組」のぴりぴりした感じが薄い。
(そういう話しも無くはないのだけれど)
例えるならば、NHKでやってる「新選組!」の三谷風ほのぼの部分だけをチョイスしたような。
「新選組!」を観ながら、これからの新選組を考えると切なくて胃の当たりが痛いワ、という人には受けるかも。
しかし「時代考証がー!」とか「そんな隊士いねえ!」というツッコミをせずに居られない人には、お奨めできない。
ほら、夢バナシだから・・・。
で、ワタクシは切なくて胃の痛くなっちゃう派の人だから、大変面白かった。
今まで読んだ新選組系の本の中では一番。
どこかの古本屋で見つけたら買う。是非見つけたい!
短編が14本収められていて、わりと古い本にもかかわらずどれも読みやすい。
また新選組のメンバーが・・ちょっと・・アホで・・・(笑)
いいんだな、コレが。
「土方は鼻くそをほじりながら考え事をするんだよ」という「老人」(←夢で見たから間違いない、と主張)は素敵だった。
で、ソレを受けて「私」が「写真の土方はあんなに格好いいのに、鼻くそほじる土方は考えられませんよ」なんて言ってくれるあたりがこの小説のいいところだと思うのだけど違うだろうか?(笑)
それにしてもここの斎藤さん、「風光る」の斎藤さんみたいでかなり可笑しげ・・。
ISBN:4122013518 文庫 福田 定良
中央公論社 1986/08 ¥399
よく新選組の夢を見る、という新選組マニアの「老人」の話しを聞きながら、「私」と「老人」が新選組について語っていく。
という感じで書かれているお話し。
昭和49年に発行されて既に絶版になっているのだが、結構面白いという話しだったので是非読んでみたかった本。
ご近所の図書館に無くって、わざわざ取り寄せて貰った。
ありがとう、予約システム。
さて。
基本的に「老人が見た夢」なので、話自体はたわいもない。
非常にほのぼのとした話しが多くて、「新選組」のぴりぴりした感じが薄い。
(そういう話しも無くはないのだけれど)
例えるならば、NHKでやってる「新選組!」の三谷風ほのぼの部分だけをチョイスしたような。
「新選組!」を観ながら、これからの新選組を考えると切なくて胃の当たりが痛いワ、という人には受けるかも。
しかし「時代考証がー!」とか「そんな隊士いねえ!」というツッコミをせずに居られない人には、お奨めできない。
ほら、夢バナシだから・・・。
で、ワタクシは切なくて胃の痛くなっちゃう派の人だから、大変面白かった。
今まで読んだ新選組系の本の中では一番。
どこかの古本屋で見つけたら買う。是非見つけたい!
短編が14本収められていて、わりと古い本にもかかわらずどれも読みやすい。
また新選組のメンバーが・・ちょっと・・アホで・・・(笑)
いいんだな、コレが。
「土方は鼻くそをほじりながら考え事をするんだよ」という「老人」(←夢で見たから間違いない、と主張)は素敵だった。
で、ソレを受けて「私」が「写真の土方はあんなに格好いいのに、鼻くそほじる土方は考えられませんよ」なんて言ってくれるあたりがこの小説のいいところだと思うのだけど違うだろうか?(笑)
それにしてもここの斎藤さん、「風光る」の斎藤さんみたいでかなり可笑しげ・・。
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